この記事でわかること
- 葬儀屋でドライアイスを単品購入できるかと、確実に調達できる3つのルート
- ご遺体を安全に保つ正しい当て方と、換気など事故を防ぐ管理ルール
- 火葬待ちが長引いた際の追加費用相場と、エンバーミングとの比較
急なトラブルやご遺体の安置において、保冷用のドライアイスを葬儀屋で単品購入できないかと調べる方は少なくありません。
しかし実際は販売を断られるケースが多く、手配に焦ってしまいますよね。
本記事では、一般の方が今すぐ調達できる確実な購入ルートや、火葬待ちが延びた際の費用相場を解説します。
さらに、大切な故人やペットを美しく保つための正しい当て方と、二酸化炭素中毒を防ぐ安全管理のルールも網羅。
これを読めば費用のモヤモヤや事故のリスクを解消し、後悔のない最適な遺体保全の方法を選択できます。
葬儀屋によるドライアイスの単品販売の対応状況
急な停電や大切なペットが亡くなったとき、近所の葬儀屋でドライアイスだけを買えないかと考える方は少なくありません。
しかし結論から言うと、一般的な葬儀屋でドライアイスだけを一般の人が購入することは非常に難しいのが現実です。
葬儀屋はお葬式という全体のサービスを提供する会社であり、品物を直接売る小売店ではないからです。
そのため、販売用の在庫を持っていなかったり、販売そのものを断られてしまうことがほとんどです。
葬儀屋で買うことが難しい場合、確実にドライアイスを手に入れるための方法が3つあります。
一つ目は、地域の氷屋やドライアイスを専門に扱う販売店に直接買いに行く方法です。
お店によっては1キログラムあたり500円から600円ほどで販売してくれます。
小分けにして売ってくれるため大変便利ですが、夜間は閉まっていることもあるため、お店に行く前には必ず電話で在庫を確認することが大切です。
二つ目は、インターネットの通販サイトを利用する方法です。
今日すぐに手に入れることはできませんが、早ければ翌日には自宅に届けてくれます。
あらかじめ必要な量がセットになった商品も多いため、ペットの保冷や数日後に追加で必要な場合にとても便利です。
三つ目は、急ぎの荷物を運んでくれるバイク便などの特急配達サービスを利用する方法です。
配達料金は高くなりますが、深夜などに急いで冷やさなければならないときの最終手段として役立ちます。
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葬儀屋が実践する安全なドライアイスの配置と管理基準
ご遺体をきれいな状態で保つためには、ドライアイスの性質を理解した正しい置き方が必要です。
ドライアイスから出る冷たい気体は空気よりも重く、上から下へと流れていきます。
この性質を利用し、ドライアイスは体の下に敷くのではなく、胸やお腹の上に乗せるのが基本です。
人間の体は内臓が集まっているお腹周りから傷みやすいため、首回りや胸、お腹の上から当てることで体の中までしっかりと冷やすことができます。
このとき、ドライアイスを直接肌に当てることは絶対に避けてください。
マイナス78.5度という非常に低い温度のため、直接触れると皮膚が凍りつき、黒く変色してしまいます。
必ずタオルなどで厚く包み、服の上から当てます。
扱う際も素手ではなく、乾いた軍手などをはめて手を守ることが大切です。
また、肘や膝などの関節部分には置かないという大切な決まりがあります。
関節が凍ってしまうと、後で棺に納める際や服を着替えさせる際に体を動かせなくなるからです。
顔の近くも変色を防ぐために避けます。
さらに、ドライアイスは気体になると大量の二酸化炭素が発生するため、窓を開けて定期的に部屋の空気を入れ替えるという安全管理も命を守るために欠かせません。
葬儀屋におけるドライアイスの追加費用相場と代替手段の違い
お葬式までの日数が延びると、ドライアイスの追加費用が大きな負担になります。
大人のご遺体を保つためには1日あたり約10キログラムのドライアイスが必要であり、葬儀屋にお願いした場合の費用は1日につき1万円から1万5千円ほどかかります。
もし火葬場が混み合っていて1週間待つことになれば、ドライアイス代だけで7万円から10万円ほどの出費となります。
さらに、ご遺体を預ける施設の利用料も重なると、合計で20万円近くになることも珍しくありません。
このように安置する期間が長引く場合は、エンバーミングという専門的な遺体保存の技術を選ぶことも一つの方法です。
エンバーミングとは、ご遺体の血液を防腐剤と入れ替えることで全身を消毒し、衛生的に長期間保つための処置のことです。
費用は最初に15万円から25万円ほどかかりますが、その後は毎日ドライアイスを追加する必要がなくなり、普通の室温でご遺体と一緒に過ごすことができます。
数日以内に火葬できる場合はドライアイスのほうが安く済みますが、1週間以上待つ場合や、故人を生前のような自然できれいな姿で見送りたい場合には、最終的な費用や手間の面でエンバーミングのほうが適していることがあります。
状況に合わせて、ご家族が一番納得できる方法を比較して選ぶことが大切です。
まとめ
急なご安置や停電の際、保冷用のドライアイスを葬儀屋で単品購入することは難しいため、専門の氷店やネット通販を上手に活用しましょう。
ご遺体を自宅安置する際は、腹部を中心に適切に冷やし、こまめな換気で二酸化炭素中毒を防ぐといった徹底した安全管理が欠かせません。
火葬待ちが長引き、追加の費用相場が負担になる場合は、エンバーミングも有効な選択肢となります。
正しい知識で事故のリスクを回避し、大切な故人やペットのきれいな姿を守り抜くことで、どうか心穏やかに後悔のないお別れの時間を過ごしてください。
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