葬儀社で年収800万を稼ぐ高給職種ランキングと到達ルート

この記事でわかること

  • 葬儀社の年収は高い:平均給与と相場の実態
  • 葬儀社で年収が高い職種と給与レンジ
  • 未経験から葬儀社で高年収を得るルート
目次

葬儀社の年収は高い:平均給与と相場の実態

葬儀社の年収は「業界全体の平均」だけを見ると物足りなく感じるかもしれませんが、役職や勤め先によっては全国平均を大きく超える水準まで届きます。

求人広告で目にする「年収800万円」という数字も、企業選びと働き方次第では決して手の届かないものではありません。

葬儀社の平均年収は全産業平均より高い

葬儀社は役職に就いた瞬間から、全国平均を大きく上回る年収レンジに入ります。

葬祭ディレクター全体の平均年収は約382万円で、全職種・全国平均の436万円と比べるとやや低い水準にとどまります。

ただし役職別に見ると景色が一変し、係長クラスで474万円、課長クラスで620万円、部長クラスでは747万円となり、課長以上で全国平均を100万円以上、部長クラスでは300万円以上引き離します。

求人広告で見かける「年収800万円」は、こうした管理職層や資本力のある大手企業を狙えば、現実的な到達点として浮かび上がってくる数字なのです。

20代から50代までの年収推移には大きな差がある

年齢を重ねるだけでは、年収はゆるやかにしか上がらないのが葬儀業界の特徴です。

年代別の平均年収を整理すると、次のようになっています。

年代 平均年収
25〜29歳 約326万円
30〜34歳 約350万円
40〜45歳 約382万円
50〜54歳 約404万円

20代と50代の差は約80万円にとどまり、年齢任せのキャリア設計では大きな年収アップは見込めません。

一方で先ほど触れた係長から部長への昇格は年収を一気に押し上げるため、30代・40代から参入するなら「何年で役職に就けるか」を逆算した企業選びが、生涯賃金を大きく左右します。

初任給は月20万円台が中心になっている

未経験から葬儀業界に転職した場合、初任給は月20万円前後がスタートラインになります。

学歴別の目安は次の通りです。

  • 大卒入社の場合:月20万円から23万円程度
  • 高卒・専門卒入社の場合:月18万円から20万円程度

基本給だけを見ると他業界と大きな差はありませんが、葬儀業界では夜勤や宿直に手当が必ず加算されます。

例えば家族葬大手の求人では、基本給304,000円から345,000円に加え、月30時間分の残業をあらかじめ含んだ固定残業手当として73,688円から82,725円が上乗せされ、その時間を超えた分は別途全額支給される仕組みが取られています。

ボーナスと各種手当が年収を押し上げる

葬儀社の年収を底上げしているのは、安定したボーナスと業界特有の各種手当です。

具体的な相場は次のように整理できます。

項目 金額の目安 支給頻度
ボーナス 基本給の1〜2ヶ月分 年2回が中心
夜勤手当 1回5,000円〜8,000円 夜間業務ごと
宿直手当 1回3,000円〜5,000円 宿直ごと
1級葬祭ディレクター資格手当 月3,000円〜10,000円 毎月

冠婚葬祭の積立金を扱う互助会系の企業では、会社の業績に応じて支給される決算賞与が加わり、年3回以上の賞与が出ているケースも見られます。

夜勤や宿直が月数回入るだけで月収は数万円単位で増えるため、同じ時期に入社した同期でも、勤務スタイルや資格の有無で年収差がはっきり生まれる構造になっています。

葬儀社で年収が高い職種と給与レンジ

葬儀社といっても仕事は一括りではなく、葬祭ディレクター、営業、納棺師、エンバーマー、事務、ドライバーといった役割に分かれて働いています。

同じ業界でも担当する仕事によって年収レンジは大きく違うため、未経験から高年収を狙うなら、最初に決めるべきは「どの職種で勝負するか」です。

葬祭ディレクターの年収

葬祭ディレクターは、葬儀全体の流れを取り仕切る現場のリーダーです。

ご遺族からの要望のヒアリング、予算に合わせたプランの提案、当日の進行管理までを一人で受け持つため、対人スキルとプロジェクトを動かす力が問われます。

優良企業では管理職候補の想定年収を550万円から800万円のレンジで提示しているところもあります。

実務経験5年以上が必要な1級葬祭ディレクター、つまり業界で最上位とされる技能審査資格を取得すれば、係長や課長への昇格基準を満たしやすくなり、年収を一段押し上げる足がかりになります。

営業職の年収

営業職は、葬儀業界のなかで最も短期間に年収を伸ばしやすい職種です。

冠婚葬祭互助会のユウベル株式会社では、未経験入社でも初年度の想定年収を400万円から1,000万円のレンジで提示しています。

働き方と給与のイメージは次の通りです。

  • ベースは月平均30万円の固定給
  • 業績連動型の決算賞与を含めて最大年3回の賞与支給実績
  • 主な仕事は、将来の葬儀に備えて積み立てを行う互助会員権の生前営業や、葬儀プランの提案

前職で新規開拓やクロージングを経験している人ほど、そのスキルがそのままインセンティブ収入に直結しやすい職種です。

納棺師・エンバーマーの年収

納棺師とエンバーマーは、ご遺体を整える専門職です。

納棺師は故人の身なりを整えて棺に納める仕事、エンバーマーはご遺体に防腐処理や修復を施す高度な技術職を指します。

給与の目安を整理すると次のようになります。

職種 給与の目安 上振れ・加算
納棺師 平均年収約386万円 大手葬儀会社で500万円〜600万円、管理職で1,000万円超のケースも
エンバーマー(新卒) 月給19万円〜21万円 施術件数に応じた報奨金が月3万円〜5万円加算される企業あり
エンバーマー(経験者) 月給20万円〜25万円 同上

専門資格を取得した人だけが従事できる仕事のため、希少性がそのまま報酬に反映されやすいのが特徴です。

事務・ドライバー職の年収

事務やドライバーは、葬儀社のなかでも現場のサポート側にまわる職種で、年収レンジは比較的落ち着いています。

ご遺体や棺を運ぶ霊柩車・寝台車のドライバーを例に取ると、給与相場は次の通りです。

  • 月収:20万円〜25万円
  • 年収:300万円〜400万円
  • 賞与:年間30万円〜50万円の範囲で支給する企業が多い

深夜や早朝のご遺体搬送を担当するため給与はやや高めに設定される傾向がありますが、ディレクターや営業職のように年収が一気に跳ね上がる職種ではありません。

突発的な呼び出しや営業ノルマを避け、安定した働き方を優先したい人に向いています。

未経験から葬儀社で高年収を得るルート

未経験から葬儀社で高年収を狙うなら、年齢任せの昇給ではなく、次の4ステップを意識的に積み上げることが近道です。

30代・40代の異業種出身者ほど、業界の人材ニーズと噛み合いやすい構造になっています。

  • 異業種で培った経験を即戦力として評価される
  • マネジメント候補ポジションとして歓迎される
  • 葬祭ディレクター資格で月々の手当を確保する
  • 早期の役職昇格で年収レンジを一段引き上げる

異業種経験が即戦力として評価される

葬儀の現場で最も評価されるのは、葬儀の知識ではなく「異業種で培った対人スキル」です。

混乱しているご遺族の感情を汲み取るヒアリング力と、突発対応が連続する現場を仕切るマネジメント力は、20代の若手には一朝一夕に身につかないため、企業は中途人材に高い期待を寄せています。

具体的には、次のような前職経験が即戦力スキルとして翻訳できます。

  • 営業職での新規開拓やクロージング経験
  • サービス業でのクレーム対応や接客指導
  • 製造現場での工程管理や段取り業務

面接では、自分の経験を「混乱しているご遺族を冷静に適切なプランへ導く力」として現場用に翻訳して伝えると、評価につながりやすくなります。

マネジメント候補として歓迎される

30代・40代は葬儀業界で「現場の中核を担う世代」として歓迎されます。

業界の就業者の平均年齢は43.1歳で、全産業平均の46.7歳と比べてやや若い水準にあり、IT業界に見られるような35歳限界説は当てはまりません。

実際の求人を見ても、株式会社金宝堂ホールディングスは法務関連職に年俸600万円から1,000万円のレンジを提示しており、業界内には管理職クラスを想定したハイレンジ求人が常時用意されています。

前職で部下指導や複雑な顧客対応を経験してきた人なら、入口の段階からマネジメント候補として迎え入れられる余地は十分にあります。

資格手当が加算される

葬儀業界には葬祭ディレクター技能審査という業界資格があり、取得すると毎月の給与に資格手当が上乗せされます。

1級の場合の手当相場は月3,000円から10,000円で、未経験者にとっては入社後の最短ルートを描く上で必ず押さえておきたい制度です。

受験条件は実務経験年数で次のように区分されています。

等級 受験に必要な実務経験
2級 2年以上
1級 5年以上

合格一時金や受験費用の負担を会社が用意している資格取得支援制度を活用すれば、自己負担を抑えながら段階的に手当アップが狙える仕組みになっています。

早期の昇格で年収がアップする

葬儀業界で年収を本格的に伸ばす核心は「早期の役職昇格」にあります。

係長や課長クラスへの登用基準として葬祭ディレクター資格の保有が求められるケースが多く、資格は手当の額面以上に「昇格の通行手形」として機能している現実があります。

未経験から最短で年収を上げるためのアクションは、次のように整理できます。

  • 入社後すぐに現場でOJT経験を積む
  • 会社の資格取得支援制度で受験費用を抑える
  • 2級取得後は大型葬儀の担当を自ら志願する
  • 1級取得時に昇格面談で実績を社内アピールする

この流れを最初から描いて入社する人とそうでない人とでは、5年後の年収差がはっきり開いてきます。

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高年収の裏にある葬儀社の労働環境

葬儀社の高い報酬は、業界特有の不規則な稼働への対価という側面を持ちます。

実際、葬儀業を含む生活関連サービス業・娯楽業の離職率は16.9%と、全業種平均の11.5%を大きく上回り、入社前の期待と現場のギャップに耐えきれずに辞めていく人が一定数いるのが現実です。

休日は不定期でシフト制の連勤になりやすい

葬儀社の休日はカレンダー通りには取れず、シフト制で組まれるのが基本です。

冠婚葬祭互助会系の代表例であるユウベル株式会社の求人を見ると、休日は月8日前後のシフト制となっており、土日祝に固定で休める一般職とは生活リズムが大きく違います。

仏教で葬儀を避ける慣習がある友引前後に休みが偏ったり、繁忙期には連勤が続いたりするため、想定していた生活リズムが崩れて早期離職する人も少なくありません。

家族の予定を優先したい人なら、年間休日120日以上をうたう上場系の総合職に絞るほうが現実的な選択になります。

24時間対応による夜間呼び出しが発生する

葬儀社は、人の死が時間を選ばない以上、24時間体制での対応を避けられない仕事です。

具体的には、次のような呼び出しが日常的に発生します。

  • 深夜のご遺体搬送依頼
  • 未明の病院からのお迎え
  • 休日の突発的な打ち合わせ対応

こうした稼働を金銭面で吸収するのが、夜間に呼び出されたときに1回5,000円〜8,000円が支払われる夜勤手当と、宿直業務をこなしたときに1回3,000円〜5,000円が支払われる宿直手当です。

月に数回入るだけで月収が数万円単位で底上げされる構造で、高年収の正体はこうした夜間プレミアムの積み重ねでもあります。

設営・搬送など体力負担の大きい業務がある

葬儀社の現場は、想像以上に体力勝負の世界です。

負担の大きい代表的な業務は次のようなものです。

  • 重い棺をスタッフ数名で持ち上げて運搬する
  • 広い葬儀会場で祭壇や椅子を設営し、終了後に撤収する
  • 病院やご自宅から斎場までご遺体を搬送する

これらの肉体労働を、深夜呼び出しや早朝出勤と並行してこなすため、デスクワーク中心の前職から移ってきた人ほど身体的なギャップに苦しみがちです。

求人広告にある「未経験歓迎」「体力に自信がある方歓迎」という文言は、こうした実務負荷が前提として組み込まれていると読み解く必要があります。

家族との時間が確保しにくい勤務形態である

葬儀社は、家族と過ごす時間を犠牲にしやすい職場です。

家庭との両立を難しくしているのは、次の三重構造です。

  • シフト制で土日が固定休にならない
  • 24時間対応で深夜の呼び出しが入る
  • 繁忙期には連勤が続く

葬儀業界では「採用しても数ヶ月で退職してしまう」という人材定着の悩みが企業側から繰り返し指摘されており、その背景には入社前の期待と現場の現実とのギャップが横たわっています。

配偶者や子どもがいる30代・40代が転職するなら、年間休日120日以上、完全週休2日制、フレックスタイム制を導入する上場系企業を選ぶなど、家族との時間を守れる業態を見極めることが不可欠です。

葬儀社業界の将来性と高年収の持続性

葬儀社業界は、件数で見れば追い風、単価で見れば向かい風という二面性を抱えています。

これからの高年収を維持できるかどうかは、業界全体の景気ではなく、市場の変化に対応できる人材かどうかで決まる時代に入っています。

多死社会で2040年まで需要は拡大傾向にある

葬儀社業界の最大の追い風は、超高齢化が進む多死社会という構造的な需要拡大です。

日本では亡くなる方の絶対数が増え続けており、葬儀件数そのものが減ることは想定されにくく、業界全体が衰退する可能性は極めて低い状況にあります。

「家族葬が増えて斜陽産業ではないか」と心配する声もありますが、件数ベースで見れば需要はむしろ伸びています。

30代・40代から参入しても、定年まで仕事自体が消えるリスクを抱えにくい点が、この業界に転職する最大の安心材料といえます。

家族葬・直葬の普及で葬儀単価は下落している

需要は伸びる一方で、葬儀1件あたりの規模は確実に小さくなっています。

LDT株式会社が発表した2024年から2025年にかけての市場調査では、火葬のみで通夜や告別式を省く直葬が全体の3割を超える水準まで増え、親族中心の家族葬と合わせると約半数近くを占めるに至りました。

一方で通夜を省略する一日葬はわずかに割合を落としています。

注意すべきポイントは次のような点です。

  • 1件あたりに発注される祭壇・料理・返礼品の規模が小さくなっている
  • 従来の大型葬で見込めた高額な追加売上が立ちにくくなっている
  • 家族経営の中小葬儀社にとっては経営圧迫の要因になりやすい

葬儀社が1件で稼げる売上額は、構造的に小さくなる方向に動いている現実があります。

提案力のある人材は今後も高年収を維持できる

単価が下がっても、提案力のある人材は今後も高年収を維持できます。

実際、平均葬儀費用は2024年上半期の約29.4万円から2025年上半期には約30.4万円へと3.3%上昇しており、市場は安売り競争を脱しつつあります。

今後の高年収を支える働き方として、評価されやすいのは次のようなスタッフです。

  • 「費用は抑えたいが見送りの品質は落としたくない」という遺族の本音を引き出せる人
  • 棺・生花・死装束といったオプションを必要十分なかたちで提案できる人
  • 葬儀後の法事や仏壇購入、遺品整理、相続相談までを見据えてフォローできる人

葬儀から法要・遺品整理・相続相談までを一つの会社でまとめて支えるライフエンディング全般のプラットフォームを構築する企業に身を置けば、顧客一人あたりの売上総額が大きくなり、自身の年収も安定して伸ばせます。

葬儀社で高い年収を実現する優良企業の特徴

葬儀社で高年収を得られるかどうかは、個人の頑張りよりも「どの会社を選ぶか」で大きく決まります。

求人票を見極めるうえで欠かせないのが次の5つの軸です。

  • 年間休日の数
  • 福利厚生と安定性
  • 給与に占める歩合の比率
  • 残業実態と評価制度の透明性
  • 離職率の高い会社に共通する危険信号

この5つを丁寧に確認すれば、入社後に「思っていたのと違う」と後悔する会社をかなりの確率で避けられます。

年間休日105日以上が労働環境の目安となる

家族との時間を確保しながら高年収を狙うなら、年間休日の数字を求人票で必ず確認しましょう。

冠婚葬祭互助会系の代表例にあたるユウベル株式会社は月8日休みのシフト制が中心で、業界の平均的な休日水準にあたります。

一方、上場系の一般葬儀社の代表例である株式会社ニチリョクは、年間休日120日以上、完全週休2日制、フレックスタイム制を導入しており、他業界のホワイト企業と同等以上の労働環境を実現しています。

家族の予定を最優先したい30代・40代なら、後者のラインに到達している企業を優先的に候補に入れるのが現実的な選択です。

大手互助会系は福利厚生と安定性に強みがある

大手の冠婚葬祭互助会系は、安定収益と福利厚生の充実度で他業態を上回ります。

互助会とは、将来の葬儀に備えてお客様から会員権という形で積み立てを受ける仕組みで、契約者数に応じて毎月の収益が事前に確保されるビジネスモデルを指します。

代表例のユウベル株式会社では、未経験入社でも初年度想定年収400万円から1,000万円のレンジが提示され、月平均30万円のベース給与に業績連動型の決算賞与を含めて最大年3回の賞与支給実績があります。

生活基盤を整えながら高年収を狙いたい人に向く業態です。

歩合比率が高い会社ほど年収の上限が伸びる

年収の上限を引き上げたいなら、歩合比率の高い互助会系を選ぶのが最短ルートです。

歩合給とは、新規会員獲得や高額プランの成約に応じて成果報酬として上乗せされる給与のことを指します。

各業態の働き方を整理すると次のようになります。

  • 冠婚葬祭互助会:基本給は標準的だがインセンティブ比率が高く、業績連動型の決算賞与も加わる
  • 一般葬儀社・上場企業:個人の歩合より、経験年数と役職昇給、年2回の安定賞与で年収を形成する
  • 公営斎場受託企業:自治体委託の安定収益が基盤で、固定給と各種手当が中心

営業ノルマやプレッシャーをどこまで許容できるかが、業態選びの分岐点になります。

面接で残業実態と評価制度の確認が必須となる

優良企業を見抜く最大のチェックポイントは、面接で残業実態と評価制度を具体的に確認することです。

求人票上は高年収でも、固定残業代という形で月45時間や60時間といった異常に長い残業時間があらかじめ給与に組み込まれている企業は、慢性的な長時間労働が常態化している可能性が高いと判断できます。

固定残業時間が月30時間程度に抑えられ、超過分は全額追加で支払う旨が明記されている企業なら、給与体系が透明で信頼性が高いといえます。

評価制度については、何を達成すれば何年で年収がいくらになるのかを具体的に質問し、回答が曖昧な企業は避けるのが安全です。

離職率の高い会社には共通する危険信号がある

葬儀業を含む生活関連サービス業・娯楽業の離職率は16.9%で、全業種平均の11.5%を大きく上回っており、企業選びを誤ると数ヶ月で辞めることになる現実があります。

求人票や面接で次のサインが見えたら、慎重に検討しましょう。

  • 固定残業代が月45時間や60時間など異常に長く設定されている
  • 給与欄でインセンティブの最高額だけが強調されている
  • 残業の超過分が全額支給されるかどうかが明記されていない
  • 未経験向けのOJTや資格取得支援の中身を質問しても回答が曖昧

これらは慢性的な人手不足と長時間労働を抱える企業に共通する危険信号です。

複数のサインが重なる会社は、入社後の年収アップ以前に、そもそも定着すること自体が難しくなります。

まとめ

葬儀社で年収が高いという話は、業界平均だけを見ると幻のように感じますが、課長以上の管理職や互助会系の営業に絞れば現実的な到達点として浮かび上がります。

30代・40代の異業種出身者にとって、前職の対人スキルやマネジメント経験はそのまま即戦力として評価され、葬祭ディレクター資格と早期の役職昇格を組み合わせれば、未経験から年収800万円のレンジも十分視野に入ります。

一方で、シフト制の連勤や24時間対応といった負荷も実在するため、年間休日120日以上の上場系か、歩合の上限が高い互助会系かを自分の優先順位で選ぶことが、家族の生活を守りながら稼ぐ近道になります。

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この記事を書いた人

葬儀業界に特化した人材紹介サービスのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーとして、求職者の転職相談と葬儀社の採用支援に携わる専門チームです。

業界トップの葬儀社採用支援実績をもとに、年間6,000名を超える求職者のキャリア相談をサポートしています。

葬祭ディレクター、納棺師・湯灌師、セレモニースタッフ、搬送ドライバーなど、葬儀業界の幅広い職種について、多くの求職者・葬儀社の支援に携わっているからこそ得られる、現場に近い情報をもとに発信しています。

未経験から葬儀業界を目指す方にも、経験者としてキャリアアップを考える方にも、入社後のミスマッチを減らし、自分に合った職場選びができるようサポートしています。

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